こんにちは!Hitomiです。 鳥マニアさん、今日もクンクンしてますか?
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今日も、インコネタ
いきますヨォ〜♪
前回はカキカキについてでした♡
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今日はインコの発情についてお話しします。
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インコの発情期は春と秋
人間も鳥も、動物たちは子孫を残すため、発情します。
それ自体はとても大切なことです。
インコは年に2回、過ごしやすい春と秋に発情期がやってきます。
自然界において、必要なことだと思います。
しかし、飼育下にあるインコたちは、餌は豊富にあり、室内の人工の光(照明)で明るい時間も長いです。しかも部屋は温度管理され四季の変化が比較的少ないとなると・・・
過ごしやすい時期が長く続き、
四季関係なく、
いつでも発情する環境にあるのです
オスの発情
オスは発情すると、対象物に対しておしりを左右に振ってこすりつけたり、餌の吐き戻しをします。
これは、対象が産卵、抱卵した時に食事のお手伝いをしてあげる行為です。雛にも自分の吐き戻したものを与えます。
セキセイインコはわかりやすく、白目が大きくなる「点目」になり、調子よくさえずりながらおしりをスリスリし始めます。
セキセイ三男坊はオカメズに近寄り言いよりますが、オカメズが相手にしないのでおしりスリスリまでいきません。
オモチャや私の指に調子よくやってきてスリスリし始めたら、やめさせます。
先日、ケージの中のオモチャにもスリスリし始めたので、かわいそうですがそれは撤去しました。
オカメインコは白目がないので点目にはなりませんが、脇を開き、体勢を低くして近づいてきて、おしりをスリスリし始めます。
オカメ長男はなぜか対象が人間のスネ部分なんですw
足に近寄り、素肌部分におしりをスリスリします。かわいいですが、やめさせます。
我が家のオカメ長男とセキセイ三男坊はオスですので、このような行為が見られます。
・・・オカメ次男は?!
なぜか、彼は脇を開き、体勢を低くして近づいてきますが、おしりはスリスリしないんです!
不思議〜
オカメ次男も、インコ界のバイシェクシャルか?!
メスの発情
メスは発情すると、セキセイインコの場合、オス同様点目になり、体を反らせおしりを上げます。
この時、体は硬直しています。
オスが上に乗ってきた場合の行為だと思います。
オカメインコのメスは飼育したことがないので不明ですが、おそらく同じようなことをするかと思います。発情期にはよくお水を飲むのは聞いたことがあります。
我が家のセキセイ長女の場合
我が家のセキセイ長女は、対象物が私の口元でした。
私が声をかけると、点目になって体を反らせていました。
嬉しいけれど、体に負担がかかるのを知っていたので、ほどほどにさせるようにして・・・。
しかし、5歳の冬。
買い始めからケージにあったブランコの鈴に、彼女は突然、恋をしてしまったのです。
でも今まで発情しても産卵することがなかったのでしばらく静観していました。
すると、鈴に恋して1週間くらいで、急にセキセイ長女の元気がなくなりました。
体を膨らましてウトウト辛そうで、糞をみると、少し大きくなっていました。
これは、もしや・・・・
卵ができているかも?!
卵ができると骨盤が開き、糞が大きくなると聞いたことがありました。
肛門の上に骨盤があるのですが、そこを指でさわってみて通常より開いていたら卵があるということ。
おそるおそる触ってみると、
やはり骨盤がいつもより開いている!
(普段からチェックしていたのですぐ感覚でわかりました)
冬なので、室温は15度から20度くらい。暖房はついていても産卵に向いた気温ではないので急いてケージを温めました。
スムーズに産卵するためには、保温が大事です。
しかし、数日経ってもいっこうに卵はでてこない。具合もよくならない。急いで病院で診てもらいました。
卵詰まりでした
そのまま入院です。
入院中、しっかり保温され、レントゲンを撮ってお腹を指押して産卵を促したり、カルシウム剤を投与したり、いろいろ処置してくださいました。
それでもなかなか産卵できず。
私は心配で病院に電話して様子を聞いたり、会いに行ったりしていました。
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一週間後、お見舞いに行った際、
このままだと危険なのでもう、明日手術して取り出しましょうと医師と決め、病院を後にしました。
その数分後、携帯に連絡が・・・
「たった今、
亡くなりました・・・」
さっきまでちゃんと起きていて、呼びかけに返事をしてくれたのに・・・
その数分後に死んでしまうなんて。
もう呼びかけても
返事をしません
おいで、と言っても
飛んできてくれません
あの時、もっと早くブランコの鈴を撤去していれば・・・
もっと保温を強めにしていれば・・・
これは、辛かったです。
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過発情のリスク
メスの場合、このように卵詰まりになることや、生殖器系の問題のみに留まらず、肝疾患や腎疾患、関節疾患までも引き起こし、症状発現をより複雑化しています。
オスの場合、睾丸にダメージを受けたり、精巣腫瘍になることもあります。
いずれにしても
死に至ることがあります
悲しいことに、飼い主が可愛がっているほどインコにかまってしまい、発情させリスクが高まってしまうのも現実。
では、過発情させないためには、どうしたらよいでしょう。
対策1・食事、体重のコントロール
食事が十分あるということは、発情起因の大きな要因となります。これは雛を育てるには、十分な食物がなければならないからです。
また、体重が増加しホルモンが活発になると発情につながります。適正体重範囲でコントロールできるよう、一日の食事の量を考えましょう。
対策2・気温のコントロール
屋内だとどうしても屋外よりも気温の変化がつきません。
それは仕方ないことですが、幼鳥や老鳥、病気でないかぎり、過度に保温する必要はありません。
1歳を過ぎて元気ならば、冬の昼間は保温なしで構いません。
自律神経に刺激を与えて鍛える意味でも、元気な鳥には、多少の暑さや寒さが必要です。
多少の変化にも慣れる体づくりをさせましょう。
対策3・光のコントロール
1日のうち明るい時間が長くなると、脳からメラトニンが分泌され、発情を促します。発情は光周期が長いほど強くなるということが、研究で分かっており、光周期が6~8時間より長くなると発情の刺激となります。
なるべく早く暗くし、寝かせるようにします。理想的には夕方の5時か6時くらいには暗くして、静かな所において眠らせるのがよいでしょう。早寝遅起きです。
これがなかなか難しいんですよね・・・どうしても昼間は働いてると・・・
対策4・発情対象の撤去
飼育下のインコは、鳥だけでなく人間をパートナーや仲間と思い、発情を促します。構い過ぎに注意し、おもちゃに発情する場合は、かわいそうですが撤去しましょう。
セキセイ長女のようにならないように・・・
対策5・不必要な巣箱、テントなどは置かない
巣や巣材の存在は発情を促します。
インコが巣と思うようなものをケージに入れないようにします。床敷きの紙を齧るようでしたら、紙を使わないようにします。
また外に出した時に、衣服やカーテン、引き出しなどの中にもぐらせないようにします。
オカメ長男はもぐりがちなので注意が必要です( ;´Д`)
対策6・適度なストレスを与える
飼育下のインコは、外敵のストレスを感じないため、発情しやすくなります。
ケージの置き場所を変えたり、穏やかで天気のいい日は日光浴、外気浴をさせたり、たまには、実家など、よその家にお泊まりさせるのも手です。
預け過ぎはインコにも相手先にも過度なストレスになるので、ほどほどにです・・・。
まとめ
発情は普通のことですが、過発情は体に負担がかかり、病気のリスクが高まり、死に至ることも・・・
対策1・食事、体重のコントロール
対策2・気温のコントロール
対策3・光のコントロール
対策4・発情対象の撤去
対策5・不必要な巣箱、テントなどは置かない
対策6・適度なストレスを与える
以上のことに注意して、少しでも長く一緒にいられるようにしたいです。
インコにとって危険なものについての記事もお読みください
↓↓↓↓↓
《おまけ動画》
これも発情一歩手前ですね・・・(´Д` )