【離脱率と転換率を改善】カテゴリページ制作における3つのポイント

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カテゴリページが持つ役割は非常に重大です。
適切な制作方法を理解した上で構築できていれば、離脱率を改善し、かつ転換率をあげることが可能です。
商品ページやトップページの作り込みを重要視するあまり、カテゴリページがデフォルト設定のままという店舗はよく見ます。

売れている店舗も、まだ開店間もない店舗もカテゴリページの作り込みは必ず行いましょう。

本記事ではカテゴリページの制作方法についてフォーカスし、
より具体的なレイアウト構成の提案などもしていきます。

実際に売れている店舗を解析することでわかるカテゴリの分け方、
サイドメニューへのカテゴリメニューの表示の方法について理解が不足している方は、
まず売り上げ上位店舗から学ぶ、最も効果的なカテゴリの分け方の記事をお読みいただいた上で、本記事を読み進めてください。

本記事の索引 -INDEX-

Yahoo!ショッピングにおいてはカテゴリの階層が深ければ深いほど、
カテゴリページを作り込む必要があります。
デフォルト設定のままですと、カテゴリページに商品が何も表示されないため、
せっかく訪れたユーザーに「商品が登録されていない」という誤解を招く恐れがあります。

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1. まずは作り込むカテゴリページを決定する。

全カテゴリを作り込むことになりますが、まずは優先度の高いカテゴリを選定することが重要です。
まず情報として「離脱率」、「PV(ページビュー)」の情報を集めます。

Yahoo!ショッピングのアクセス解析

Yahoo!ショッピングでは、

から各ページの離脱率やPV(ページビュー)の情報を閲覧することが可能です。

今回はより多くの情報を集めるために、「月次」での情報を対象に解説していきます。

月次データの解析

月次をクリックすると、統計結果がグラフの下に以下のように表示されます。

月次データの統計結果の表

「お客様行動履歴」の画面では、カテゴリページ以外にも各商品ページや、
その他のページ情報についても表示されていますので、
目視でどれがカテゴリページなのかを判断してください。

CSVをダウンロードし、先ほど目視で確認したようにカテゴリページ以外のデータについては、
削除しましょう。

アクセス解析結果のCSVデータ保存について

2. アクセス分布図(散布図)を作成して視覚的に状況を把握する

「離脱率」、「アクセス数(PV)」のデータをもとにアクセス分布図(散布図)を自作してみましょう。

以下の手順でエクセルで簡易的にアクセス分布図(散布図)が作成できます。

アクセス分布図(散布図)イメージ

上記のようにそれぞれのデータを基にした散布図を用意します。
※エクセルで作成した「散布図」とは違う画像になります。

この情報を基に改善するべきカテゴリページを洗い出します。

アクセス分布図(散布図)イメージその2

上記のように4つのブロックに分けて考えていきます。

アクセス分布図(散布図)における各ブロックの重要度に関する表

離脱率・アクセス 優先度 施工内容
左上のブロック 離脱率:
アクセス:
離脱率を改善する施工が必要
左下のブロック(B) 離脱率:低
アクセス:
店舗トップからアクセスを流入させる
右上のブロック(A) 離脱率:
アクセス:多
ページ上部に
・新着商品の表示
・カテゴリ内売上ランキング設置
右下のブロック 離脱率:低
アクセス:多

右上(A)と左下(B)のブロックにおいてはより右下(緑)に近づけるように施工していこう。
具体的な改善案は上記表示記載してあるので実践しよう。
優先度としては、アクセスが多いが離脱してしまっている右上(A)のブロックから順に施工していこう。

3. 理想的なカテゴリページのレイアウト

国内外問わず売れているECサイトのカテゴリページを閲覧していく中で、
カテゴリページにおける重要なレイアウトパターンというものがあることがわかった。

とくに写真に関しては大きめのサイズで開催しておきたい。
装飾などにこだわり過ぎる必要はなく、写真や簡単なテキストだけでも構わないので、
まずはカテゴリページに手を加えてみよう。

ECサイトにおけるカテゴリページの理想的なレイアウト例

商品の並べ替え機能については、Yahoo!ショッピングでも標準的な機能がある。
そのまま使用して構わないだろう。

4. まとめ

本記事はメインコンテンツ部分におけるカテゴリページの作り込みについて触れました。
「アクセス分布図(散布図)における各ブロックの重要度に関する表」を基に、
重要度が高い順にカテゴリページを作り込むことで、売上アップが可能になります。

ヘッダーやサイドメニューにおいても同様に作り込む必要がありますので、
以下の記事も合わせてお読みください。

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