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商品撮影はこれでバッチリ!ISO感度を調整して写真を美しい仕上がりにする方法 ~その2~
シンエイシステムズのRieです!
前回の『商品撮影はこれでバッチリ!ISO感度を調整して写真を美しい仕上がりにする方法〜その1〜』ではISO感度を下げていくごとに、どんどんしゃちょー
のように黒く黒くなってしまったわけですが・・
今回は、ISO感度だけではなく、撮影モードとシャッタースピードを調整します。
前回の記事をまだ読んでいないという方はまずはこちらを読んでから読み進めてみてね。
『商品撮影はこれでバッチリ!ISO感度を調整して写真を美しい仕上がりにする方法〜その1〜』
ISO感度とさらに撮影モードを変え、撮影してみた
ISO感度3200
M(マニュアル)モード
シャッタースピード1/50
ボトルの形状:背景と境目がなく、ほとんど分からない。
ボトルの色:全体的に白色。
パッケージ部分の色:薄紫。
ポンプ部分の色:シルバーと、薄紫。
パッケージの文字:黒文字部分は読める。背景が黒い部分の白文字は読める。
ISO感度1600
M(マニュアル)モード
シャッタースピード1/50
ボトルの形状:形状は分かる。パソコン画面の角度によっては、背景と同化され分かりにくい。
ボトルの色:全体的に白色。
パッケージ部分の色:薄紫とシルバー。
ポンプ部分の色:シルバーと、紫。
パッケージの文字:全ての文字がハッキリと読める。
ISO感度800
M(マニュアル)モード
シャッタースピード1/50
ボトルの形状:ハッキリと分かる。
ボトルの色:全体的に薄グレー。
パッケージ部分の色:様々な色に光る部分と紫。
ポンプ部分の色:シルバーと、紫。
パッケージの文字:全ての文字がハッキリと読める。
だいぶ実物に近づいてきた感じがします(^o^)/
ISO感度を下げることで、画像を実物に近づけることに成功した!
前回はISO感度を下げることで、画像がどんどん暗くなっていき、商品が何なのかも分からなくなってしまいましたが、カメラの撮影モードをAVモードからM(マニュアル)モードに変えることで、ISO感度が低いままでも鮮明な画像を撮影することができました!
次に撮影照明の当て方と、シャッタースピードを調整してみます。
ISO感度は800で固定です。
撮影照明の当て方で商品の見え方がどう変わるか?
ISO感度800
M(マニュアル)モード
半逆光(斜め後ろからの照明)
シャッタースピード1/50
ボトルの形状:ハッキリと分かる。
ボトルの色:薄グレーっぽい。
...
商品撮影はこれでバッチリ!ISO感度を調整して写真を美しい仕上がりにする方法 ~その1~
シンエイシステムズのRieです!
今回はデジタルカメラのISO感度と撮影照明の関係についてです。
ISO感度とは??
撮影や描写にも関わるISO感度
ISO感度はきちんとした明るさに写すための基準となります。このためISO感度が決まると被写体の明るさに応じてシャッターや絞りが決められるのです。
フィルムカメラではどのような感度のフィルムを使うかでISO感度は固定されていましたが、デジタルカメラではISO感度を自由に変えられるようになっています。このため、撮影状況に応じて最適なISO感度を選べば、より自由度の高い撮影が可能になります。
Canon HPより
簡単に言ってしまえば、光の当たり具合を調節するために、ISO感度を上げることで、暗い場所でも明るい写真を撮影することができるわけです。
照明の電球が切れてしまった!
今日は雨が降っていて、部屋の中もなんだか暗いわね!
彼女にフラれてオレの心もどんより曇りがち!
ISO感度を上げることで、これらの悩みも解決できるわけです( ´,_ゝ`)←
正確に撮影しなければならない理由
商品の画像をお客様のHP上、あるいは商品販売ページに載せるときには
実際の商品と、記載の画像に差がああってはなりません。
商品を購入された方が、その商品や、商品を販売している店舗様に対して悪いイメージを持ってしまうかもしれないからです。
商品のカラーに関してもトラブルが起こりうることはあるのですが、
それはまた別記事にて・・。
実際にISO感度を調整して撮影してみた
どのように撮影すると、正確な撮影ができるのか、撮影の悩みが解決するのか、実際に比較し、撮影してみました(^o^)/
当社のお客様からの撮影依頼の商品で、化粧品の瓶やボトルなど形状が丸みをおびていて、パッケージ部分が光っていたりと非常に撮影しにくい物があります。
今回はそれと似たような、ボディークリームのボトルを使って比較撮影してみました!
使用のデジタルカメラは、Canon EOS Kiss X5です。
撮影用照明を使用しない環境での撮影です。
ISO感度6400
AVモード
ボトルの形状:ポンプの形状がハッキリと分かる。
ボトルの色:全体的に薄グレーという印象。
パッケージ部分の色:様々な色に光る部分と、紫色。
ポンプ部分の色:シルバーと、何となく紫色。
パッケージの文字:上半分は読めるが、下部分はほとんど読めない。
ISO感度3200
AVモード
ボトルの形状:背景色とボトルの色が一部同化していて、ハッキリと分からない。
ボトルの色:全体的にグレーという印象。
パッケージ部分の色:様々な色に光る部分と、黒色。
ポンプ部分の色:シルバーと黒色。
パッケージの文字:上半分は読めるが、下部分は読めない。
ISO感度1600
AVモード
ボトルの形状:背景色とボトルの色が同化していて、ハッキリと分からない。
ボトルの色:全体的濃グレー。
パッケージ部分の色:様々な色に光る部分と、黒色。
ポンプ部分の色:光っているのでシルバーと、黒色。
パッケージの文字:全て読めない。
ISO感度800
AVモード
ボトルの形状:ほとんど分からない。
ボトルの色:全体的に黒色。
パッケージ部分の色:黒色。
ポンプ部分の色:若干光っているシルバーと、黒色。
パッケージの文字:全て読めない。
ここまでくると、この方を思い出します(゚-゚;)
しゃちょーも、ISO感度を上げたほうが良さそうですねぇ。
俺より黒いやつに会いにいく。
どのように撮影したら、実際の商品と撮影画像の差異がなくなるのか・・
長くなるので、その2に続きます!!