タグ: MediaOfSHiNS
【MOS】vol.02〜民宿あら磯〜 同じ金額を払っていただくなら一番喜ばれる金額でありたい。
なんと二回目があった【Media of SHiNS】
第二回が割と早い段階で結構されて驚きを隠せない、どうも僕です。
ちなみに略すとMOS。
【Media of SHiNS (MOS)】についてはこちら
※記事の内容は取材した時期に影響されております。
牡蠣コースは冬の時期になりますのでご了承ください。
浜名湖の心温まる民宿あら磯さんへやってきました
今回は「あら磯」・・・の、板さんが標的(ニヤリ
では突撃〜
昔ながらという言葉がピッタリ。
とっても落ち着く雰囲気でいいですねぇ・・・、
こういう感じ大好きです!
そういえば、かなり昔の話ですがあら磯さんのホームページを作らせていただきましたよ;)
ぼちぼちリニューアルどうでしょう???笑
・・・では、前回に続いて、取材をした相手(インタビュイー)の、普段はあまり言わないような「内に秘めた一言」を引き出してみたいなぁ。
前回はバッチリいい感じで後日記事を見たご本人からも「面白いねぇ」と言ってもらえました。良かった良かった。
今回のインタビュいーは女将さんではなく板前さんメインでっ!
今回は板さんメインで取材に来ました。
僕は「こうちゃん」と呼んでいるので、皆さんも町で見かけたら「こうちゃん!」って呼んでください!
ーーどうも、こんにちは!
あ、どうも・・・。
ーーもう既に何度も会ってるけど、今日は取材という事で、こうちゃんの料理に対するアツい想いとか色々聞き出したいと思いますんで!
え・・・あ、お願いします・・・。
ーーあら、もしかして緊張してる?
別に大丈夫だに?(笑
取材と言ってもそんな固いやつじゃないで笑
・・・いや、と言うか横過ぎません?取材なのに・・・。
ーー・・・。
・・・。
女将さん「・・・・。」
ーーそ、そういえば、こうちゃんは元々新居(あらい)に居て、どこかに(料理の)修行に行ったの?
そうですね、東京へ。
ーーそれはいつ?
高校卒業してからですね。
ーーへぇ。東京に行ったんだね。東京の料理屋さんには知り合いが居たの?
いえ、自分で調べました。元々ここ(あら磯)をやりたくて、その為に修行しようと思ってたので。修行するならやっぱ東京行ってみようかなって。
ーーほほぉ・・・。高校出てからの流れは僕もそんな感じだった笑
あとフグの免許が欲しかったんですよ。東京が一番(フグの)腕がいいので。
ーーへぇ。そうなんだ。でもフグの免許ってすごい難しいみたいだね。だいたいどの位の期間、東京に居たの?
3年くらいですかね。ちょうどその頃にここ(あら磯)も不安定になってきてるって話を聞いて、じゃあ戻ろうって。
ーー東京から戻ってきて、今は漁師やってるよね?漁師やりながらここ(あら磯)を盛り上げていこうと。
はい。
お、キタキタ・・・。段々アツいものが出て来そうな雰囲気・・・
ーーちょっと話戻るよ。東京で修行していたお店の事だけど、選んだ基準とかってあるの?
そこが銀座と神田にお店を持っていて。個人でやっているお店なのにスゴイなって思って。修行するなら個人のお店がいいなと思ってたんで。
なるほど。あら磯が個人店だからだよね。
地元、あら磯への愛が強い感じが伝わって来るよ。
(ここで女将さんがやってきて)
女将さん「まー君(僕の事ね笑)、今日はカレーがいっぱいあるで(帰りに)持っていきん。奥さんと娘さんの分もあるでねぇ!
ーーえぇ!ありがとう笑!カレー好きだで嬉しいよ!ありがたく、いただくね(帰りに持ってくね)!
(こういう感じが田舎っぽくていいですよね笑)
(はぁ〜、カレー大好き。さてさて、取材に戻りますかね。)
ーー仕入れとかもこうちゃんがやってるの?
えーと、野菜は女将さんがやってます。魚は僕が。予算見ながら。できるだけ地元の魚を使った料理がいいので。(地元の魚は)種類が豊富ですし。美味しくてボリュームも出せるのでお客さんにその分、楽しんでいただけます。
ーー宴会用に大きい魚が欲しい時とか、一人用サイズの魚とかもあるし、色々仕入れも目利きが大変そうだね。そういえば、こうちゃんはいつから料理をはじめたの?
もう、小さい時から好きですよ。魚が好きなので。親父の見よう見真似で・・・自己流ですね(笑
だもんで、何も基礎が無かった。だから、東京に(修行に)行こうって。魚だけさばけてもダメなので(笑
ーーここ(あら磯)に来るお客さんって家族連れが多いのかな?
そうですね・・・。(浜名湖って)ちょうど土地的に(地図的に)大阪と東京の中間地点位なので、ちょっと足を休める方も多いですね。どうせ休むなら地元ならではの手料理が楽しめるところがいい、って方も多いです。
ーーへぇ。確かにそれはあるかもね。でもどうやってそういう人たちは、ここ(あら磯)を見つけるんだろうね?
ネットで調べたって人が多いですよ!
ーーおお!そりゃ良かった笑
去年の話なんですけど旅行会社から電話があって。お客さんが手料理が食べたいって。ホテルじゃなくて手作りのあたたかみのある感じの。で、(あら磯を)使っていただいた事がありました。やっぱり、手作りの料理がいいって人、多いです。
ーー確かにそうだね。身近なあたたかみというか、そういうのがいいよね!
德増さんも(高校を出て)東京へ行かれたんですよね?
ーーそう。僕も行った。元々ゲームとかコンピュータが好きで。どっかのタイミングで「作ってみたい」という考えになって。で、修行に行くなら東京しかないと。一人暮らしっていうのに憧れてたのもあるけど笑。ちょっと遠くに行ってみたかったの。当時の僕からしたら東京って遠かったから。
僕は(修業先を)京都か東京で迷ったんです。料理が京都のほうが女性向けというか、綺麗じゃないですか。だからそっちのほうが知りたいなって思ったんですけど、ここ(あら磯)でやるなら京野菜は仕入れられないから。あら磯をやるつもりだったので、東京にしました。その上で個人店のところがいいなって。
ーー東京って住むの大変じゃない?笑
遊びにいくのはいいけど。僕はサラリーマンと合わせて7年半くらい居たと思うけど、毎日通勤で1時間半とかかかってたし。毎日満員電車でそれだけでスゴイ疲れた笑。電車の中の立ってる角度とかやばいから笑
笑
ーー僕もゆくゆくは地元で独立するつもりでいたから。ただ手ぶらで帰って来たくなかったから専門学校出て、働いて。やっぱり地元がいいよね笑
ーーあら磯に泊まりにくるお客さんに対してとか、料理に対しての想いとか、どんな感じで想ってる?
僕が絶対負けたくないなって想ってるのは、やっぱり他の店よりもいいものを出したいんです(照笑)。具体的に言うと、どの店も大体使えるお金(予算)って決まってるじゃないですか。
ーーうん。
例えばうちに使ってくれるお金が1,000円だとしたら、どこの1,000円よりも一番いい1,000円でいたい。
ーーふむふむ・・・。
だって、技術料じゃないですか。(材料費の)残りのお金は。それでお金をいただくんですから。
ーーそれは、いい素材を仕入れるためのお金をいかに増やすかというのではなくて、もちろん喜ばれるものを選んでいるのはわかったけど、そこだけじゃなくて。
そうですね。喜んでいただける料理を作りたいですね。だから仕入れから。スーパーで買うんじゃなくて、魚屋さんに行けば色んな魚があるじゃないですが。もちろんスーパーで買うのが悪いことじゃなくて、そうせざるを得ない事もあるでしょうし、仕入先もここでしか買わないとか、そういうのも大事なんですけどねぇ・・・。なんて言えばいいんでしょうね笑。自分の中では強く想ってます・・・。
ーーうん。なんとなくわかるよ。仕入れもお客様に食べて欲しい、喜んで欲しい料理を作る為にする事だからね。
同じ金額を払っていただくなら一番喜ばれる金額でありたい。・・・そんな感じですかね。
ーー手間暇を惜しまず、ね。
料理で好きなのは、例えば、初対面の人でいきなり会って相手のことを尊敬するのって難しいじゃないですか。
ーーうん。
それが簡単にできるんですよ。料理だと。それは、喜んでもらえる料理を作れた時だけなんですけど。それを努力する。すごいね!って、思われるような。そうすると(お客様に)笑顔が生まれてくるし。自分の仕事で(料理で)笑顔になってくれればいいなって。
ーープロフェッショナルだね!
ははは(照笑)。でも嬉しくないですか?料理作って。全然顔も知らないで来てもらった人が喜んでくれるって。もちろんお金を払っていただいてるってのはあるんですけど、それより先にあるものっていうのは喜んでもらえるから(料理を)やってる。っていう。
ーーうんうん。
お金が欲しいってだけなら漁師だけやってます。僕は、(お客様に)直接ありがとうって言ってもらえなくてもいい。なんか、その、(お客様が)喜んでる姿を見れるだけでいいなって。
ーーデザートも手作りだよね?プリンとかも焼いてたよね。
子供が来たときなんかはケーキとか焼いて。やっぱり一番最後の料理だから最後まで手作りで。
ーー素晴らしいね。
でもいつも100点じゃないんですよね。うちらみたい個人店は。仕入れがしたくても思ったように出来ない時もありますから。急に魚が仕入れられなかったりとか。そんなに太い流通ルートがある訳じゃないし。(漁師が)漁に出られなければ(魚が)無い訳ですし。どうしても仕入れられない時はお客様に対して苦しいから、逆に断った方がいいのかな・・・とか思います。喜んでもらえないならいっそ、作りたくないなって。内心は。でもなんとかしなきゃって思ってやりますけど・・・。冬場なんかは特に悩みながらやってます。だから今までとはちょっと変えて、魚だけじゃなくて牡蠣とか使おうかなって。僕は牡蠣(食べるの)苦手ですけど笑
ーーそうなの(笑。牡蠣好きだよ〜!カキフライとか最高じゃん。是非食べてみたい!でも、魚によっては冷凍しておけるのとかあるじゃん。アコウとか。冷凍しても美味しいよね。
うーん。僕は鮮魚にこだわりたいですね笑。めひかりの唐揚げとかならいいですけど笑。
ーーいや〜、こだわるねぇ!笑
あ、そうだ。今考えている牡蠣コース、見てもらえますか?
ーーいいねぇ!見せて見せて!
牡蠣コース、マジでうっまそぉ〜〜!!!
ーーどすごいじゃん笑。頼んだ人、全部食べきれる?笑
この位はやりたいです。実際はもう少し多くしたいですけど。
ーー(これより多いとかすごいわ笑)牡蠣コース、期間的にはどのくらいの間出せるの?
牡蠣次第ですけど、3月末までですね。
牡蠣コース (3月末まで)
・前菜 牡蠣バター焼き5カン
・刺身 活〆ブリ(天候により変動)
・強魚 鳥照焼・トマト・ナス
・揚物 カキフライ
・蒸物 茶碗蒸し
・食事 牡蠣ご飯
・デザート 柿・プリン
ーーすごいわ笑。想像を超えてた笑。牡蠣好きには堪らないね〜。
ーーあら磯の好きなところとかアピールポイントを教えてください!
好きなところですか笑
例えば、昔ながらの雰囲気とかさ。あったかみがあるじゃん。味があるっていうか。
やっぱりまた来たいなって思えるお店でありたいですね。次に繋がらないじゃ切ないじゃないですか。毎年来てくれるお客様がいるのって嬉しくて。やっぱり良かったって思ってくれるもんで来てくれるわけじゃないですか。嫌だなって思ったら絶対こんもんで。(アピールポイントとしては)そう想われる店でありたい。そういう店であり続ける為の努力をし続けるって事ですかね。
ーーふむふむ。やっぱりアツい想いを持ってやってるんだねぇ。ありがとう!こうやって話してるだけでも結構アツいものを持っているのが伝わってくるんだよね。こういう想いを聞かせてもらえると僕も刺激を受けられるしありがたいです!
こちらこそ、ありがとうございました笑
ではでは、今回はこんな感じで取材は終わりますね!また来ますんで!
(コツコツコツ(足音))
女将さん「まー君!カレー持ってってね!」
ーー・・・そっちすか!
・・・笑!
あら磯 こうちゃん(村田甲一)
s63.04.14生まれ。
取材前の正直な印象:若く、頑張ってるパソコン音痴な料理人
取材後の正直な印象:あら磯を愛する、自分を持っているアツい人(シャイ?笑)
女将の洋子さんの甥っ子。高校卒業後、単身料理の修行で東京へ。あら磯を盛り上げる為帰郷。お客様の笑顔の為に、料理を追求する姿勢は若さとか年齢は全く感じさせない。まさにプロフェッショナル。でもシャイで可愛いとこもある。これからのあら磯をいかに盛り上げていけるかを一生懸命考えている。
今回の感想
女将さんの、カレーと全く聞き分ける事のできないカレイの発音。
それもまた田舎ならでは、というかあら磯ならではの味でしょう。(笑
可愛らしい女将さんの性格もまたいいアクセントになってます。
今回、板さんの料理に対するアツい想いも聞き出せましたので、
第二回MOSも個人的に良かったなぁ。という感じ。
こうちゃんともまた良い意味で打ち解けたような?
みんなにもこうちゃんの料理を食べてみて欲しい。
▲恒例の記念撮影も!ありがとうございました!
あら磯のホームページはこちら
【MOS】vol.01〜季庭楽たけむら〜 お客様が喜んでくれたら。
例のごとくいきなり始まる企画
いきなりはじまりますが、第一回【Media of SHiNS】。
略してMOSと名付けます。
この企画は急遽思いつきで始まった企画です。
取材をした相手(インタビュイー)の、普段はあまり言わないような「内に秘めた一言」を引き出してみたいという想いで始めたものです。
さて、記念すべき第一回は・・・。
季庭楽たけむら 竹村けんたろう氏
浜松市の竹村園芸(季庭楽たけむら)さんに伺いました。
季庭楽たけむらさんは、浜松市の園芸・外構などのエクステリアを手がけるお店だ。
「志都呂のイオンの近く。」と言えば地元っ子ならピンと来るはず。
志都呂のイオンの前の大きい道じゃなくてミニストップの所を曲がる細い道沿いだ。
この説明でピンと来た人はもう完全に地元っ子。
この看板が目印。
お花だけじゃなくて色々な道具も販売しているみたいです。
あ、種・・・。ちょっと野菜育てたいと思ってたので買おうかな。
おお、大好きなモンステラだ!うちの事務所にもあるんだよなぁ。。
この葉っぱがまたいい味出してますよね。
モンステラに関しての記事はこちら
お花に水をあげるお店の美人スタッフさん。
お花を育ててる女の人って何か素敵です。
今日は季庭楽たけむらさんにホームページ作りの打ち合わせがてら、
せっかくなので(思いつきで)取材の御願いをしてみようと思う。
ーー・・・と、どこに行ったんかな?
外にも居ないようだ。
ーーお、いたいた。
ーー植物を手入れしてたんですね。ホームページの打ち合わせも終わったことですし、ちょっといいですか?
ん、ああ。ちょっと待ってね。写真撮ってるから。。
ーーさて、突然ですが取材をしてもいいですか?
え、取材。。。?
ーーはい。取材して僕のブログにアップしたいです。顔写真も撮らせてください。
え〜、写真載せるの。。。
ーーはい。
待てよ・・・いきなり取材とか自分から言っておいて何を聞こうか迷うわ。。
でも、いくら何度か会っている方とはいえ、ここでこちらが不安になると相手にも伝わってしまうま。。
ええいままよ。この際、開き直って思いついたことを色々話しかけるか。。
ーーそういえば、竹村さんは元々サラリーマンだったということですが、何をやってたんですか?今の仕事をするつもりで辞めたんですか?
そう。2年だけサラリーマンをやってた。CDとかDVDとかのピックアップ装置の仕事。
S◯NYの関係の仕事。
ーー大体何歳くらいでこの仕事をはじめたんですか?
24。
ーー僕もその位の歳で独立しました。でもサラリーマン時代の仕事とは全く関係ない仕事じゃないですか。正直不安じゃなかったですか?
(当時は)始めてから不安になった笑
でも、あれだよねー。。腹くくってやるしかないだよね。
後悔しないように日々を過ごす事。
(やるだけやって)それでダメならダメで(笑
ーーああ、わかります!僕もサラリーマン時代があって。その時の仕事と今の仕事は全く違うので独立してから独学でイチから勉強でした。自分の「地元で独立したい」っていう昔からの願望を叶えるために半ば勢いで独立しちゃって、その後「じゃあ何やる?」みたいな。結局パソコン一つでやれる今の仕事を選んで。でも仕事取れなかったからずっと不安しかなかったです笑
うん。
ーーサラリーマンの時って何故かいつも仕事あるじゃないですか。でも独立すると自分で仕事を取ってこないと仕事無いじゃないですか。でも営業苦手で何も出来なくて。けんたろうさんが言うように「腹くくる」って重要ですよね。僕もそれで色々変わりました。
仕事取るのが半分仕事みたいなもんだよね。
うちの場合は親父がやってきた基盤があったから。
イチからスタートって訳じゃなかったし、恵まれた面もあったもんでね。
でも20〜30代の頃は休み無く働いた。今40代になってやっと週に1日休むようにはしてるよ。
ーー気分転換とか休みって重要ですからね。休みとサボりは違いますから。
まあでも休めないときはあるけどね。笑
でもどっかで線を引かないとエンドレスに仕事しちゃうからね。
ーーそうですね笑
(自分が)50代、60代になって代が変わる時にもまた使ってもらえる。
見てもらえるような良いものが出来たら。残せたらいいなと思っているよ。
でも家の中しか見てなかったから。(けんたろうさんは実家の仕事を継ぐ形だったので)
色々な場所に勉強会とか行って。そこで知り合った人に色々良くしてもらって。
それで広い視野で見れるようになって。
30代になった時にやっと(仕事が)色々見えてくるようになった。
ーーなるほど。自社以外の色々なやり方を学んで勉強をしたんですね。
(外構って)アルミ製品を並べれば出来るけど。それって誰でもできるし、全国で全部同じ景色になっちゃうじゃん。
ーーアルミ製品を並べるというと?
ああ。要するにあれだよ。カーポートとかフェンスとか。
ーーああ〜(理解)。
それだけでも外構は完成するけど。
悪くはないと思うけど、それだけだとやっぱり寂しいから。
自分の色を出したいから。ハンチクとか。そういうのやってきたい。
ーーハンチクってなんですか???
ハンチクって、施工例にも出てくる壁とか。
▲壁とか。
ーーああ〜(納得)。あの壁ですね!あれをハンチクって言うんですね。どういう漢字書くんですか?
版画のハンに、建築のチク。
ーーあの壁って、バタン!って倒れないんですか?
倒れないよ笑。だって普通のブロック塀と同じように断面がT字になってる。
地面に埋まってる部分がちゃんと鉄筋入ってて。コンクリ打ってある。
ーーんなるほどぉ。。。
普通にバランスで立ってる訳じゃないに笑
すごい歴史が古いんだよ。
その分手間がかかるから、儲からない仕事だけどね。
ーー今のこの仕事やってて何が一番幸せを感じますか?
幸せ?
ん〜。そうだね。自己満足もそうだし。
「竹村さんにやってもらって良かった。」って言ってもらえると嬉しい。
その後、管理でもずっとお世話になったりすると、一生の付き合いになったりして。それは嬉しい。
・・・まあでも飯は食ってかんといかんけどね笑
ーーまあ笑。それは仕事なので笑。やっぱりお客さんの声って嬉しいですよね。
まあ。
壁は何回でも出てくるよ。
壁は。
ーーハンチク??
精神的な笑
その時にちゃんと対峙して逃げないで向き合っていけば。
解決策って見つかると思う。
やっぱ、人じゃん。
うちらの場合はいかにお客さんに喜んでもらえるかだから。
ーーほほう〜。。。(あ〜、なんかめっちゃいい話聞けた。。。この人物静かな感じだけど話し出すと結構色々考えてるアツい人だな。)
・
・
・
ーー(ちょっと話題変えてみよう。)ネットで何か買ったりとかしますか??
あんまり無いね笑
まあこういう専門誌とか?(庭の専門誌を手に取って)
こういうのは本屋には置いてないもんでさ。
ーー(そうか。。。こういう人はネットであまり買わないんだな)
うちは買うよりあげるほうだね。
契約してくれた方にはこだわりの米5キロ。
ーーえ、こだわりの米があるんですか?(庭屋さんなのに?)
(プレゼントは)ご契約の金額によって多少変わるけど。
魚沼の隣に栃尾ってあるんだけど。
栃尾産のコシヒカリ。これは今回初めてやってみた。
どんな反応があるかと思って。。。
・
・
・
反応ないわ笑。
ーープハハハッ・・・!!!(談笑)
まあ米が欲しくてうちに来る人はいなかった。笑
ーーそりゃまあそうでしょうね。笑
でもまあお客さん喜んでくれたらいいなと思って。
・
・
・
・
・
今回突如として始まった取材にも関わらず、
快く引き受けてくれた、けんたろう氏。
取材をした人の、あまり普段言わないような「内に秘めた一言」を引き出してみたいという狙い通り、やっぱり×2、出てくるもんですね。
内に秘めた想い。
けんたろう氏も一見ほのぼのした方で普段はこういう考えたかとかはしゃべらなそうですが、
やっぱりちゃんと勉強しているというか、苦労人なりの考えというか。
経験から来る思考を持ってらっしゃる。。
僕も今回先輩の話を聞いてまた一つステップアップできたような気がします。
今回取材した方
季庭楽たけむら 竹村けんたろう氏
取材前の正直な印象:ほのぼのした人。
取材後の正直な印象:ほのぼの@こだわり園芸ハンチング
サラリーマン時代はCDやDVDのピックアップ装置などの大手メーカーの仕事をしていた。家業である園芸・エクステリアの会社を継ぐ為、全く異なる業界へ飛び込む。色々な同業者の方と交流し、学びを得ながら一歩一歩自分を成長させて来た。
季庭楽たけむらHPはこちら
今回の感想
家業を継ぐというのは決して楽なことではない。
そこに甘んじる人もいるだろうが、けんたろう氏に関しては、
時に壁にぶつかりながらも、一歩一歩自分なりに考えて進んでいる人だなと感じた。
マイペースな印象で、庭に対する自分の考えを持っていて他に流されていないとも言える。
僕にホームページ制作を依頼してくれてありがとう。
今後とも宜しくお願い致します!
▲記念にパシャり。人と記念撮影とか久しぶりかも。